今回は11月19日に行われた、(株)祁答院蒸溜所の蔵開きに伺いました記事です。
自他共に認める「飲んごろ」(酒飲み)の私。祁答院蒸溜所の蔵開きがあるとの情報を聞いて、タダ酒が飲めるとニンマリ。しかも藺牟田温泉のすぐ近くにあるので、市内横断シャトルバスを利用すれば、たったの300円で往復できるんです。
川内駅9時45分発の便に乗車。担当の運転士さん、若い人ですが丁寧な運転です。途中、離合困難な道路の待機でも、対向車との会釈が柔らかい笑顔で好印象です。
入来町の国道328号線では、鹿児島から宮之城へ向かうJR九州バスとすれ違い。入来町の中心部は薩摩川内市内唯一のトリプルトラック路線、川内の中心部よりも違った意味でスゴイんです。
さて、定刻どおりに「藺牟田温泉」に到着。すぐに蔵開きには向かわずに、バス道沿いに藺牟田池方向に歩きます。かつて祁答院町内を走っていたコミュニティバス「祁答院バス」を追いかけた時に出会った撮影ポイントへ。
「砂石(さざらし)」停留所付近。県道42号、通称空港道路を特急バスが走ります。
背後の山は、藺牟田池の外輪山です。
手前の市道を、折り返しの川内駅行きの横断シャトルバス。朝の広橋行きと、夕方の祁答院中学校からの南国交通便もここを走ります。そして撮影位置の一番手前の道は「祁答院バス」のバス道でした。
「砂石会館」の過去の記事
http://basumichi.exblog.jp/24466469/さて、蔵開き会場へと向かいます。「藺牟田温泉」停留所、かつて南国交通の駐在車両が居た場所も、臨時の駐車場に。やはり少し寂しい気持ちになりました。周辺もあちこち臨時駐車場になっていてガードマンも多数。
酒蔵のまわりは水田と山林、のどかです。ただこの日は人も車もワイワイ。
祁答院蒸溜所の木彫り看板と石積みの擁壁。重厚な佇まいです。
会場はちょうど広場いっぱいを使って、郷土芸能が披露されていました。
一番の楽しみ、新焼酎ふるまいのコーナーへ。
早速一杯目を頂きます。5種類の銘柄がありましたが、私の予習不足で最初どれを選ぼうか正直迷いました。とりあえず写真一番右の「青潮」をお湯割りで。芋焼酎本来のしっかりとした味わいを感じる銘柄です。
ふるまいの中で一番人気の手打そば(本当にその場で打ってる)の行列に並び、15分ぐらいかかってゲット。そば粉の割合の多いのがわかる麺に、薬味のゆずの風味が効いていて、本当においしかったです。
豚汁のふるまいも人気で「ネギがきれた(足らなかった)がよ~」と、申し訳なさそうに。いやいや、ふるまっていただいてますので、贅沢言いません。
おなかも満たされて2杯目へ。次は「まぼろしの青潮」アルコール度数37度の原酒を、生で頂きます。おおぅ、さすが原酒だけに喉と腹に沁みます。正直言いますと一杯目のお湯割りが、量的に物足りなくて。飲んごろオジサン、イヤシイです。
先程、ソバの行列に並んでいた時に会話を交わした、年配の方と味わいながらしばし歓談。温泉を楽しみたいと言うと、下ノ湯を奨めてくださいました。
一度会場を離れ、すぐ近くの下ノ湯へと向かいました。(つづく)