6月26日金曜日、廃止まで残り4日です(日曜運休の為)。全線完乗を目指すものの、仕事の都合でなかなか足を運べず、少し焦りはじめます。この日は午後から私用で鹿児島市内へ。そのまま蒲生町から姶良町へ抜けて、南国交通の帖佐駅~木場線の終点「木場」(こば)へ車を走らせました。
祁答院バスは基本、町はずれの集落を起点として中心部へと向かい、買い物や通院などの用事を済ませ、また各集落へと戻り、客扱いを行わずに回送で中心部へと帰ってしまうダイヤ設定となっています。地域住民の為のコミュニティバス、ましてや、祁答院バスは「通院バス」として立ち上がったと、Iさんに教えて頂きました。全線完乗するには起点終点へどうアクセスするかが課題です。
姶良町の「木場」終点から薩摩川内市境にある祁答院バスの起終点「木場下」までは、およそ800メートルほど。この間を歩いて乗り継ぎができるようなので、下見を行います。
「木場下」から姶良町方向を望む。ほんのすぐそこに、境界標識が立っています。この区間、民家も数えるほどで淋しい所ですが、特に危険性も無いようで安心します。ここから写真背後方向へは矢立越えの峠道が続きます。県道とはいえども、行政区域を分かつ山道は交通量も無く、空模様も相まって暗くひっそりとしています。峠を越えて「矢立公民館前」で、この日の最終便を待ちます。
停留所のすぐそばには(せせらぎの里)の入り口。詳しくは以前の記事にて。
http://basumichi.exblog.jp/24426499/そして峠へと向かうバスの後ろ姿を見送ります。
私はバスとは逆方向へと下り「浦三文字」停留所へ。(せせらぎの里)の上流に源を発する葛川の浦川橋で、帰って来る回送便を待ちます。
ちょっと失敗しました(笑)。
お天気は悪いものの、6月下旬の陽は長いので、数か所の停留所を下見をして帰路につきました。